悲しい出来事

これまでも多々、僕のスタイルであるKUNOというデザインではないかと思える作品が多々あったかと思います。
その度、僕も、それを似た入れた人も残念な気持ちになった。

しかし、今回はそれを通り越しての悲しい出来事が起こった。

ある雑誌の記事で、ウチのスタイルのデザインではないかと思える物を、バリのスタイルだと語り、最近は日本でもバリっぽいデザインを専門的にやる人もいると書いてあった事だ。

しかし、そもそも、これはバリ島のスタイルではない。そして、もう十年も経過するので、最近ではない。
またバリ島のスタイルを専門的にやる人もいない。という以前にバリ島のスタイルとは、どんなものだろうか?
アメリカンのトラッドか?
ジャパニーズスタイルの影響を受けた、バリでよくあるものか?
バリに行くとよく言われるのが、「お前の作品は日本の伝統的なスタイルなのか?と逆に聞かれる事。

確かに僕のスタートはバリ島であり、1996年に初めて島を訪れて以来、何度も行く機会があり第二の故郷だと思っている。
もう、10年以上の友達も沢山いる。

スタジオもバリ島の物が多く飾られている。
でも、モロッコだったりイランだったり、タイであったりインドであったり、エジプトであったりコートジヴォワールであったり、置いてある物も一か国ではない。

僕の考古学という前職、色々な国々での放浪、また自身の民族的なバックボーン。それら全てが、このスタイルを作り上げ、今に至るのだ。
何故、バリ島のスタイルというものだと思ったのか、その経緯は全く分からないが、こういう作品への背景を知らない事で入れてしまう事や、思い込みはとても残念な事に思えてならない。

僕はこの十年間、一生のものとして自分のスタイルを切り開き、僕は僕なりのやり方で自分の道を進んできた。
そして、それはこれからも同様だ。

だからこそ軽々しく、簡単に「バリのもの」などと言っては欲しくないのだ。
とても悲しく、残念な出来事だ。

入れたものは一生残る。
そこを忘れないでほしい。

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