Ron
misa

アーティスト

Ron

考古学を学び、その仕事に従事する傍ら、世界を旅してきました。旅の中で出会った現代的なタトゥーから、タイのサクヤンやボルネオ島などの伝統的なタトゥーに至るまで、人々が身体の深層に装飾を施す行為に強く惹かれるようになりました。
特にバリ島では、各国のアーティストたちと交流しながら初めてタトゥーを彫ったときの感覚を、今でも鮮明に覚えています。針が肌に触れた瞬間、体に電気が走るような衝撃と、まるで長年それを続けてきたかのような不思議な懐かしさを覚えました。
以来、旅先での学びや経験を通じて培った装飾的なデザインを、いかに身体の深層へと表現できるかを探求し続けています。

misa

武蔵野美術大学を卒業後、刺龍堂でタトゥーアートに取り組んでいます。
幼い頃から、描くことは呼吸のように自然で、なくてはならないものでした。言葉にできない感情や、表情だけでは伝えきれない思いを、線や色にのせて表現してきました。
今、描くことが楽しいと感じられるのは、作品が誰かの心に触れ、喜びにつながる瞬間があるからです。
生きづらさを感じるとき、そっと寄り添い、支えになれるような作品を創りたい。日々の出来事やお客さまとの出会いから学び、さまざまな価値観を受け入れながら、永く大切に感じてもらえる作品をお届けしたいと思っています。